ビジネスマインドとは。ビジネスマンに必須のビジネスマインド7要素を解説

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こんにちは、Senoと申します。

私は今、スタートアップ企業のマーケターとして仕事しています。働き始めてそろそろ1年半ですが、新卒で大手企業に行った友人たちとは、だいぶ仕事に対する考え方も異なってきました。

今回は、私が考える、プロフェッショナルビジネスマインドを7つご紹介します。

優秀なビジネスパーソンは、「プロフェッショナル・ビジネスマインド」をかならず押さえています。

ビジネスマインドとは、かんたんに言えば、仕事に対する姿勢・考え方です。もっとざっくりと言えば、いわゆる「プロ意識」というやつです。

どんなにスキルが高くとも、ビジネスマインドを押さえていなければ、優秀なビジネスパーソンとしては見なされません。逆に、少しくらいスキルが不足していても、ビジネスマインドさえ押さえていれば、あなたはどこでだって活躍できるでしょう。

今回の内容は、「コンサル1年目が学ぶこと」から、一部抜粋しています。私が社会人になる前から、何度も繰り返し読んだ良書です。ぜひ手にとってみてください。

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では、早速みていきましょう。

目次

プロフェッショナル・ビジネスマインドとは

ビジネスマインドについてご紹介する前に、そもそも「ビジネスマインドとはなんぞや」についてご説明しましょう。

イントロでも述べましたが、ビジネスマインドとは、「仕事に臨む態度や姿勢、仕事への考え方」のことです。

ビジネスマインドとは、仕事に臨む態度や姿勢、仕事への考え方を指す。

ビジネスマインドは、あなたの仕事人生を決めると言ってもいいほど重要なものです。ビジネスマインドを持っているビジネスパーソンは、仕事のパフォーマンスが高く、大きな仕事をどんどん任されます。

大きな仕事を任され、やり遂げると、市場価値は上がるため、年収もどんどん上がります。

一方で、ビジネスマインドが欠けているビジネスパーソンには、以下のような特徴があります。

  • なるべく仕事をサボろうとする
  • 面倒な仕事を誰かに押し付けようとする
  • 自分の仕事に対して、責任感がない
  • 個人プレーで仕事を進めようとする
  • めちゃくちゃ雑な仕事をするか、自己満足な仕事をする
  • 「組織への貢献」という視点が欠けている
  • 自分は成果を出していないくせに、他人の批判だけは一丁前

このような特徴に当てはまる人が、あなたの周りにもいないでしょうか。もしくは、「これ、自分だ」と思った人は、注意です。

ビジネスマインド1:時間はお金と心得る

1つめのビジネスマインドは、「時間はお金と心得る」ことです。

大手企業の社員に多い傾向があるのですが、「給与はもらうもの」だと考えている人が大勢います。給与はもらうものではありません。会社に価値を提供して、稼ぐものです。

会社は、あなたが提供した価値に対して、給与を支払っています。多くの場合、会社はあなたが働いた「時間」を基準にして、給与を支払います。

例えば、あなたの時給が3000円だとします。あなたが30分サボれば、会社は1500円損をすることになります。あなたの仕事の進め方が問題で、1日の作業が無駄になったとすると、24000円が無駄になります。

あなたがある会社の社長だったと想像してください。自社の社員が、勤務時間中に長々と雑談したり、頻繁にタバコ休憩していたら、どう思うでしょうか。それがたった10分だったとしても、あまり良い気はしないはずです。社長のあなたからすると、その10分間、無駄にお金を支払うことになるからです。

私は何も、雑談をするなとか、タバコを吸うなと言いたいわけではありません。適度な息抜きは、生産性を向上させることにも繋がります。ただ、「あなたの1分1秒にお金を支払っている人は、よく思わないこともある」ことをしっかりと認識することが大事です。

そしてあなたは、自分がもらっている時給以上の価値を会社に提供しなければなりません。あなたが会社に対して提供している価値が時給以下なら、会社にとってあなたの存在意義はありません。いずれリストラ候補者となるでしょう。

ビジネスマインド2:QCDを意識する

QCDとは、クオリティ、コスト、デリバリーの頭文字をとった言葉で、それぞれ「質・費用・時間」を表しています。QCDは、仕事を進める上で意識する必要があります。

QCDは、基本的にトレードオフの関係です。クオリティを高めようと思えば、それだけコストや時間はかかります。コストを下げようと思えば、これまたクオリティが下がったり、時間がかかったりします。

ビジネスは制約の連続です。「予算もないし、時間的な猶予もない。でも、クオリティは最高のものを出して欲しい。」こんなことは、「基本的には」困難です。(こういった無理難題を押し付けるクライアントもいるかもしれませんが。。。)

そのため、QCDのうち、どこをもっとも優先すべきかを常に意識しつつ仕事を進める必要があります。重視するポイントがわからなければ、仕事の依頼者に確認しましょう。

ただし、「QCDはかならずトレードオフの関係になる」と思い込んでしまうと、イノベーションが起きません。難しいですね。

「納期も予算も余裕がない。だけど、最高のクオリティの成果物を出す必要がある」こういう場面は、数多くあります。むしろ、こういったシチュエーションの方が多いかもしれませんね。そんな制約条件が多い時こそ、思いもつかなかった方法で問題を解決できたりします。

ビジネスマインド3:バリューを出す

コンサルティングファームに勤めたことがある人ならお分かりかもしれませんが、コンサルティングファームではよく「バリューを出せ」「その仕事にバリューはあるか?」という言葉が飛び交います。

バリューとは、あなたの仕事の価値です。あなたの仕事は、誰かが価値を感じてくれているでしょうか。もしあなたの仕事に、誰も価値を感じていないのなら、それはただの自己満足です。

あなたは、金銭を受け取って仕事をしている以上、生産者です。大学生までは、自分が金銭を払って、学びや経験を享受してきました。しかし、社会人は生産者なため、自分が価値を提供しなければなりません。

就活等で若者にありがちな志望理由で、こんなものがあります。

  • この会社で、マーケティングの勉強をさせてもらいたいと思っています!
  • 将来起業したいので、この会社で働いて、ノウハウを得たいと思っています!

学生や新社会人からこのような発言が飛び出すのは、自分を「価値の生産者」だと認識できていないからでしょう。彼らは、今までがずっと「消費者」だったため、価値を生産するという意識がないのです。

だから、学生や新社会人は「勉強させてもらいたい」とか「ノウハウを得たい」といった、自己利益の視点で話をしてしまいます。もし、自分がまだ消費者の意識で仕事をしていると感じたら、その態度は早めに改めた方がよいでしょう。

プロフェッショナル・ビジネスマインドを持ったビジネスパーソンは、かならず高いバリューを出します。その仕事によって、仕事の依頼者に価値を感じてもらい、感謝されます。その結果、会社の価値を高め、自分の評価を上げます。

ビジネスマインド4:オーナーシップを持つ

「オーナーシップ」とは、言い換えれば「責任感」です。

プロフェッショナル・ビジネスマインドを持ったビジネスパーソンは、「この仕事の責任者は自分であり、他の誰でもない。何としても、自分がやりきってみせる」という強い責任感を持って仕事をします。

オーナーシップを持つことは、「仕事を完遂するためには手段を選ばない」ことです。オーナーシップを持つビジネスパーソンは、一見難しそうに見える仕事であっても、「どうやったら達成できるだろうか」と徹底的に考え抜き、解決策を見つけ出します。

オーナーシップを持つビジネスパーソンには、自然と仕事が集まります。なぜなら、仕事の依頼者が「この人になら、安心して仕事を任せられる」と感じるからです。

私は、メンバーに仕事を任せるとき、オーナーシップを重視しています。オーナーシップがない人に仕事を任せると、経験上ろくなことにならないことがわかっているからです。

オーナーシップがない人に仕事を任せると

  • 頼んだ仕事が、期日までに上がってこない
  • 相談せずに自己流で仕事を進めた結果、大きな手戻りを生む
  • 自分には難しい、と途中で投げ出す
  • 仕事に抜け漏れが多く、結局管理するために多くの時間を取られる

こんな人には、誰も仕事を頼みたくありません。オーナーシップは、信頼関係を構築する上でも非常に大切な要素です。ぜひ、自分の仕事には責任を持って最後までやりきるようにしましょう。

ビジネスマインド5:チームワークを意識する

仕事の多くは、チームワークです。フリーランスでもない限りは、だいたいのビジネスパーソンが、何らかのチーム(組織)の中で仕事をしています。

そもそもなぜ、仕事はチームワークなのか。それは、1人でできることはたかが知れているからです。仕事は、他人の英知を最大限活用してこそ、大きな成果を挙げられます。

チームワークとは、すなわち分業です。チームワークは、メンバーそれぞれが自分の役割をこなすことで、大きな仕事を成し遂げます。つまり、チームワークとは、自分の役割をしっかりと意識し、チームに貢献することに他なりません。

あなたは、チームにおける自分の役割を認識しているでしょうか。チームにおける役割とは、単なる業務内容ではなく、「あなたの仕事が、チームにおいてどんな役割を果たすのか」ということです。

チームワークにおいて、もう1つ大事なことがあります。それは、それぞれの強みを掛け合わせて、大きな成果を挙げることです。万能な人間はいません。誰しも強みと弱みを持っています。メンバー同士が互いの強みを生かし、弱みを埋め合う。これが、強いチームです。

間違っても、

  • 「あいつは英語ができるから、俺も英語を頑張ろう」
  • 「Aはエクセルが得意だから、俺も勉強して追い越してやる」

といったことは考えるべきではありません。

自分が苦手なことは、得意な人に任せておけば良いのです。そして、あなたはあなたが得意な領域でバリューを出せば、チームにとって最大の貢献ができます。

ビジネスマインド6:他責ではなく自責で考える

他責の人は最悪です。個人的には、オーナーシップがない人と同じくらい最悪だと思っています。

他責とは読んで字のごとく、何か問題が起きた際に、他人の責任だと考えることです。自責は、その逆です。

他責の何が最悪かと言うと、成長がないことです。人は、失敗から多くのことを学びます。

  • 「あの時、こういう振る舞いをしたから失敗した」
  • 「あの時、ああしていればもっと上手くやれた」
  • 「仕事が上手く進められていないのは、自分の実力不足だ」

自責思考のビジネスパーソンは、PDCAが回るのでどんどん成長します。

一方で、他責のビジネスパーソンは、失敗した際に以下のように考えます。

  • 「こんな大きな仕事を任せた上が悪い」
  • 「周りがたくさんの仕事を押し付けてきたせいで、進捗が遅延した。私のせいじゃない」
  • 「周りが教えてくれないから失敗した」

このような他責思考の人は、失敗を人のせいにし、自分に反省点を求めないため、成長しません。メンバーをマネジメントしたり、後輩教育をしてきた経験上、こういう人は間違いなく伸びません。

他責思考は、オーナーシップの無さとも通じるかもしれません。他責思考の人は、最後まで責任を持って仕事をやりきらないため、どんどん仕事を任されなくなります。厄介なことに、他責思考の人は、仕事を任されなくなったもの、会社(もしくは上司)が悪いと思い込むため、本当に救えません。

他責思考は、なかなか自分では気づけない性質を持ちます。今までの失敗を振り返り、自分がどう対処してきたかを思い出してみましょう。

ビジネスマインド7:会議は自分の役割を意識する

「発言しないなら会議に出るな。会議で発言しなければ、あなたの存在価値はない」

こんな発言を耳にしたことがあるかもしれません。これは、全くもってその通りなのですが、「発言すること」が目的になってもいけません。学生の頃、「就活ではかならず質問をしなさい。そのほうが、熱意があると見なされるから」とよく言われたものですが、これは今となっては間違いだと感じています。

「発言しようとする姿勢」自体は間違っていませんが、質問がないのに無理やり質問をひねり出し、あなたの熱意を示すためだけの質問は無価値であり、自分の時間も相手の時間も奪います。

少し話が逸れましたが、会議で大事なのは、「会議での自分の役割を意識する」ことです。

会議には、主に3つのパターンがあります。

会議の3種類

  1. 意思決定のための会議
  2. 情報共有のための会議
  3. アイデア出しのための会議

まずは、自分が参加する会議が、どのパターンの会議なのかしっかりと認識しておきましょう。そして、周りは自分にどのような役割を期待しているのかを考えるのです。

例えば、あなたが新人だったとしても、先輩たちはあなたの意見を求めているかもしれません。新人は新人なりの視点で、良い意見が出せます。

もしくは、あなたは議事録要員かもしれません。その場合、あなたの役割は会議内で発言するよりも、議事録をしっかり取ることです。この場合、会議で発言しなかったとしても、あなたには存在価値があります。

また、情報共有を目的とした会議の場合は、そもそも発言が必要ないこともあります。

このように、「会議で発言しなければ存在価値ゼロ」とは限らないケースも多分にあります。そのため、会議に参加することになった人間がまず真っ先に考えるべきことは、会議のパターンと、会議中で自分に求められている役割です。

さいごに

今回ご紹介したビジネスマインドは、基本的なものです。新卒や学生は、まずはこの7つから意識してみてください。ビジネスマインドさえしっかりと身につければ、あなたはどんな仕事でも、第一線で活躍できるでしょう。

なお、こちらが今回の参考書籍です。私がなんども読み返した良書です。ご興味があれば。

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