こんにちは!Senoです。今回は、告白を成功させる心理学についてご紹介します。
大前提として、告白前にある程度の関係性が築けている必要がありますが、恋人関係になるためには「告白」を避けては通れませんよね。
今回は、「告白」にフォーカスして、「どうやったらベストな告白ができるか」をご紹介します。
今回の参考書籍
ちなみに、話は逸れますが、「告白は男性から女性にするもの」というイメージはないですか?実は、多くの告白に関する調査では、告白経験については性差が見られないのです。
栗林氏の日本における告白数と成功率に関する研究では、高校生男子の告白経験率は約51%、高校生女子の告白経験率は約48%という結果が出ています。大学生に関しては、男子が約58%、女子が59%で、意外と女子の方が告白経験率は高いという結果になっています。
これは2004年の研究ですが、最近の調査でも大差はないようです。しらベぇ編集部が全国の男女1500人を対象に行った調査では、告白をしたことがある20代は、男性で33.3%、女性で38.7%という結果です。若者に関して言えば、女性の方が告白経験率は高いんですね。
告白における最強の決め台詞は何か?
樋口氏の研究では、告白の言葉を3種類のパターンに分けて、片思いのときと両思いのとき、どの告白の仕方が最も好印象を与えるか調査しています。
3種類の告白の言語形式
この研究では、告白を3パターンに分けています。さて、どのパターンが一番効果的な告白でしょうか。
- 好きです。付き合ってください。
- ずっと前から好きでした。よければ付き合ってください。
最も好感度が高い告白は「単純型」
被験者は、上図のような告白を受けた際、その後の付き合いがどのようになるか回答しました。付き合いをやめる=1点、今までと変わらない=3点、恋人関係になる=5点です。
結果、最も点数が高かったのは単純型の告白でした。次に理屈型、そして最後が懇願型です。この結果は、片思いでも両想いでも変わりませんでした。
シンプルに伝えるのが1番ということですね。
告白における最強の決め台詞は「好きです+付き合ってください」
高校生と大学生において行われた告白166件を、成功した告白と失敗した告白に分類し、それぞれの告白の形式を調べたちょっと残酷な研究があります。
研究の結果、告白成功群においては「好きです」のような、気持ちを伝えるだけの告白は少ないことがわかりました。
まぁ、気持ちだけ伝えられても、回答に困るという感じでしょうか。
成功群の告白の仕方で最も多かったのが「好きです+付き合ってください」という告白でした。つまり、「気持ち+どうしてほしいか」を伝えることが重要だということですね。
告白のタイミングはいつがベストか?
いざ告白しようとなると困るのは、告白のタイミングです。この章では、「いつ告白すればよいか?」と「どこまで関係が深まれば告白してOKか」を考えていきます。
成功群は「夜」の告白が多い
だいたいの告白は午後行われますが、告白成功群は夜の告白が多いという結果が出ています。夜の告白が成功しやすい理由は2つ、「雰囲気」と「心の余裕」です。昼間の騒がしい時間帯よりも、夜の方がロマンチックです。夜の方が告白に適した雰囲気を作りやすいのはわかりやすいと思います。
また、日中は仕事ややるべきことが多く、心に余裕がない人が多いのではないでしょうか。一般的に、夜は仕事も終わりひと段落、という人が多く、心に余裕があります。
告白は、「雰囲気」と「相手の余裕」を大事にしましょう。
告白のタイミングの目安は「プライベートを共有できる仲」
「告白にベストな時間帯はわかったけど、どこまで関係が深まったら告白OKなの?」という質問にお答えしましょう。研究の結果、告白するタイミングの目安は「プライベートを共有できる仲」「用もないのに連絡を取り合う仲」になってからがよいことがわかっています。
逆に、事務的な連絡をいくらやりとりしても、恋愛の成功率には関係がありませんでした。
告白成功群と失敗群における、告白前の行動経験率を調査した研究があります。結果、成功群と失敗群で統計的に違いがある行動には「特別な用がないのにメールをする」「デートをする」「2人で食事をする」「恋愛観にまつわる話をする」などが挙げられました。告白前にこれらの行動を共にできているようであれば、脈ありと考えてよいと思います。
逆に、統計的に違いがない行動には「共通の友達の話をする」「相手の相談を聞く」「グループで遊びに行く」「個人的な悩みを打ち明ける」などが挙げられました。このような行動をいくら共にしていても、脈ありとは言えないということです。
- 統計的に違いのある行動
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- 特別な用がないのにメールする
- デートする
- 2人で食事する
- 恋愛観にまつわる話をする
- 特別な用がないのに会う
- 手を繋ぐ
- 統計的に違いのない行動
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- 共通の友人の話をする
- 相手の相談を聞く
- 子供の頃の話をする
- お互いの家族の話をする
- 個人的な悩みを打ち明ける
- グループで遊びに行く
- プレゼントのやり取りをする
この記事の内容は、「恋愛の科学」という書籍を参考に作成しています。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ手に取ってみてください!