恋愛って結局「顔」なの「性格」なの?科学的な結論がこちら

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こんにちは!とど(@gacktodo)です。今日は恋愛に関する心理学を1つご紹介します!

恋愛において「顔」と「性格」は結局どちらが大事なのか……。これは永遠のテーマかもしれません。

科学的な研究では恋愛において「顔」と「性格」どちらが大事なのか、結論が出ているのでご紹介します。

なお、今回の参考資料は恋愛の科学  出会いと別れをめぐる心理学です。

目次

恋愛でモテるためには結局は「顔」!美人・イケメン最強説

結論から言いましょう。恋愛でモテるために必要な要素は結局「顔」です。(ただし短期的な関係を築く場合)

マイナビが行なった「恋人を選ぶ際、顔と性格どちらを重視するか」アンケート調査によると、だいたい性格重視派が6割から7割を占めますが、こういう調査はあてになりません。社会的には「性格」よりも「顔」が大事だと言いづらいからです。社会的な要因が関わってくるテーマの場合、アンケート調査は望ましくありません。

以下の実験は、上記の点を踏まえた上で、価値ある実験です。

ウォルスターのコンピューターデート実験

ミネソタ大学の心理学者ウォルスターらは、大学生向けの「出会い系パーティー」を使って、恋愛には顔と性格のどちらが重要なのかを調べました。海外の合コンみたいなものですね。

パーティーに参加した大学生は、「このパーティーでは、コンピューターがあなたに最適なパートナーを探してくれます」という名目で集められました。しかし実際は、コンピューターが最適なパートナーを選んだわけではなく、ランダムな組み合わせでパートナーが選ばれます。

会場に到着すると、参加者は、「内向性」「外向性」「男らしさ」「女らしさ」などの性格的特性を測定されました。

性格的特性に加えて、大学の上級生がこっそりと参加者の外見的魅力度(つまりは顔の良さ)を測定していました。

そしてパーティーを楽しんだあと、参加者はパートナーともう一度会いたいかどうかを尋ねられます。

結果、内向性(内気かどうか)や性度(男らしさや女らしさ)、自己受容性(自分を受け入れているか)などの性格的特性は、モテ度と全く無関係でした。そしてなんと、上級生がこっそりと測定していた外見的魅力のみ、モテ度との相関があったのです。

この実験で、「モテるには顔よりも性格が大事」説は崩れ去りました。

研究でわかった「美人は三日で飽きない」事実

マテスは、コンピューターデート実験で外見的魅力が大きくなってしまった原因は、利用できる情報が顔くらいしかなかったからだと仮説を立てました。

確かに、数時間パーティーで顔を合わせたくらいでは、相手の性格はわかりません。

そこで、彼は組み合わせたカップルに40分毎のデートを一週間ごとに5回行わせ、その度に相手の魅力度を測定する実験を行いました。

その結果、マテスの仮説とは裏腹に、外見(顔)が魅力的な人の好意度得点は、外見が魅力的でない人よりも全ての回で高かったのです。

実験の結果を踏まえると、少なくとも5回目までのデートでは、顔がよい方が有利ということになります。結局は「美人は3日で飽きない」ということですね。

長期的な関係を築くには性格が大事

短期的なモテのためなら圧倒的に「顔」が大事であることをご紹介しましたが、恋人と安定した長期的な関係を築くためには、「顔」と「性格」がどちらが重要でしょうか。実は、こちらは性格が重要です。

マースタインの恋のSVR理論

心理学者マースタインは、恋愛のSVR理論を展開しています。SVR理論では、恋愛を3つのフェーズに分類します。第1フェーズはStimulate(刺激)で、このフェーズでは容姿などの表面的、外見的な要素が重要です。第2フェーズはValue(価値観)で、自己開示や時間の共有によって、親密度を上げていきます。最後はRole(役割)で、結婚などを意識するようになると重要です。

このマースタインの恋愛のSVR理論、なんとなく納得できるのではないかと思います。最初は顔で「いいな」と思ったとしても、結局は価値観や趣味が合わないと、長くは付き合えませんよね。

今まで話してきた内容は、第1フェーズ、つまり恋愛の入り口でしかありません。恋愛において最も重要なフェーズは、「第2フェーズ」つまり価値観が合うことです。容姿に関するデメリットは、この第2フェーズでリカバリーできます。

一方で、ワンナイトラブなどをねらう人にとっては、恋愛の入り口の方が重要なので、顔が大事だということになります。

顔に自信がなければ同じコミュニティーから相手を探すのがオススメ

とはいえ、恋愛の入り口である容姿が重要であることも事実です。「いくら性格も大事、と言えど相手に興味を持ってもらい、付き合うところまで行かなきゃしょうがないじゃん!」というツッコミが飛んできそうですね。

あまり顔に自信がない人は、背伸びしてナンパしたりせず、容姿が大きな影響を与えづらい、同じコミュニティーから相手を探すことをオススメします。

単純接触効果といって、人は頻繁に会う人に対して無意識に好感度を上げていきます。同じコミュニティであれば、容姿や顔に関するデメリットを限りなく下げることができます。

ただし、相手に嫌われない接し方をするという条件付きです。嫌われていたり、嫌われるような接し方をしていれば、単純接触効果は発揮されず、逆にどんどん嫌悪感を持たれるだけなので注意です。

おわりに

今回ご紹介した内容は、以下の本に詳しく載っています。恋愛を科学したい!という方は、ぜひ購入してみてください。

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