マーケティングに向いている人とは?現役マーケティング担当者が解説します。

みなさん、こんにちは。
現役Webマーケティング担当者のとどです。

私は今、とあるBtoB企業にて、Webマーケティングの仕事をしています。未経験からマーケティングの仕事を始めて、すでに1年半が経とうとしています。

今回は、

「自分にマーケティングの仕事って、向いているだろうか」

という、新卒や転職者に向けて、現役マーケティング担当者の視点から、マーケティングに向いている人の条件をご紹介します。

目次

マーケティングに向いている人の5つの要素

この章では、私が考える、マーケティングに向いている人の5つの要素をご紹介します。

1:共感力が高い

マーケティング担当者に欠かせない要素といえば、共感力です。マーケティング担当者は、顧客理解のプロです。顧客の感情がわからなければ、マーケティング担当者は務まりません。

もちろん、いきなり自社の顧客感情を正確に把握できるマーケティング担当者はいません。なぜなら「顧客感情を把握する」という行為は、いかに自社の顧客の解像度を上げられるかに他ならないからです。

  • 自社の商材を買う人は、どんなことに困っているんだろうか。
  • その時、どんな感情なんだろうか。
  • 検索するときは、どんなキーワードで検索してくるのだろうか。
  • なぜ、そのキーワードで検索したのだろうか。
  • なぜ、他社ではなく自社に問い合わせてきたのだろうか。

などなど、どこまで正確に顧客の感情を理解できるかは、「どこまで顧客の解像度を上げられるか」にかかっています。

顧客の解像度を上げるため、マーケティングを希望する人には、最初は営業を担当させる企業もあります。要するに「まずは、生の顧客を見てこい」ということです。

とはいえ、人には向き不向きがあります。どんなに生の顧客に接しても、顧客の気持ちがよくわからないという方もいるでしょう。「顧客感情の理解に、向き不向きがある」ことは、世の中に「空気が読めない」という人が一定数いることからもわかりますよね。

そのため、もともと共感力が高い人は、マーケティングに向いていると思います。さらに言うと、「相手の痛みに寄り添える人」はマーケティングに向いていると考えています。

ビジネスとは、突き詰めると課題解決です。課題を抱えているお客様は、何らかの痛みを抱えています。その痛みに、どこまで感情移入できるかが、マーケティングに向いているか否かの分かれ目です。

2:論理的思考力が高い

マーケティング担当者は、感情を読む力だけでなく、高い論理的思考力も求められます。「マーケティング担当者は数字で語る」と言いますが、マーケティングを担当していると、数字を扱う機会が非常に多いです。

論理的な思考ができなければ、数字を扱う側にはなれません。闇雲に分析を繰り返し、「数字に使われる側」になってしまうでしょう。

加えて、マーケティング担当者は事業戦略を立てたり、施策を立てたりすることが多い職種です。そのため、「なぜこの戦略で行くべきなのか」「なぜこの施策が大事なのか」ということを、周囲に論理的に説明する必要があります。

よく、「上司がわかってくれない」「周囲が自分のアイデアを認めてくれない」と愚痴っている人がいますが、マーケティング担当者はそれではダメなのです。自分のアイデアがなぜ良いのかを、論理的に説明できなければ、一人前のマーケティング担当者とはいえません。

3:情報感度が高い

私の周りの優秀なマーケティング担当者は、情報感度が高いです。NewsPicksやニュースサイトなどを各々活用し、旬のネタを仕入れています。

マーケティングを生業とするものは、世の中の動きに目を光らせている必要があります。BtoC向けのマーケティング担当者は、市場の変化をニュースからキャッチすることもできます。「最近は〇〇が流行っている」「以前と違い、〇〇は好まれない」といったニュースも、貴重な情報源です。

プロモーションの仕方も、世の中の風潮によって変わるでしょう。たとえば、SNSマーケティングは世の中の変化によって生まれたプロモーション手法ですよね。最近では、YouTubeを活用した動画マーケティングも生まれています。

そういう意味では、情報感度が高いことに加えて、新しい物好き、という要素もマーケティングに向いている人の要素に含まれるかもれません。

4:勉強が好き

勉強好きは、マーケティング担当者と相性が良いと感じます。マーケティング担当者に限らず、勉強好きはあらゆる職種と相性が良いと感じます。

マーケティングには、さまざまな手法があります。勉強しなければ、それらすべてを網羅することは難しいでしょう。コンテンツマーケティングをしている人は、なかなか広告運用をする機会はないでしょう。SNSマーケティングをしている人は、イベントマーケティングについて学ぶ機会は少ないでしょう。

というように、自発的に勉強しなければ、自分のマーケティング担当者としての幅を広げられません。

5:自分の頭で物事を深く考えられる

マーケティング担当者は、事務作業員とは違います。マーケティング担当者は、答えのないビジネス上の問いに対して、仮説を立てて、検証し、トップラインを上げていく必要があります。

答えがないことに取り組んでいるのですから、自分の頭で考えるしかありません。自分の頭で物事を深く考えることは、「なぜ」「どうやって」「だからどうした」という問いを繰り返し自問自答することです。

たとえば、私は売れている商品やサービス、エンターテイメントを見たとき「これはなぜ売れているんだろうか」「これはなぜ面白いんだろうか」と考える癖をつけています。同様の癖をつけているマーケティング担当者は、Twitterなどを見ていると、結構多いように思います。

「些細ななぜ」を考えることが好きな人は、マーケティング担当者に向いているはずです。

マーケティング担当者が身につけておくべき教養・スキル

WebやITの知識

マーケティング担当者にとって、WebやITの知識はもはや必須といえます。以前はマーケティング担当者といえば、P&Gなどに代表される、「消費者向け商材」のマーケティングをしている人を想像する方が多かったでしょう。

しかし、最近のマーケティングの戦場はWebに移ってきています。いわゆる、Webマーケティングやデジタルマーケティングといった領域です。Web広告費の高騰からもわかるように、今では多くの企業がWebに投資しています。

Webに投資する企業が増えると、必然的に、Webを活用したマーケティングができるWebマーケターやデジタルマーケターが求められます。

現代では、「Webだけ」「リアルだけ」でなく、Webとリアルを掛け合わせてマーケティング戦略全体を描けるマーケティング担当者が求められています。

そのため、「自分はWebマーケティングをやる予定はないし関係ない」ではなく、WebやITの知識をぜひ頭に入れておきましょう。

心理学

心理学や行動経済学を身につけておくと、顧客の感情を理解しやすくなります。

心理学や行動経済学を勉強すると、「ああ、今まで感じていたことは、こうやって体系立てられていたのか」と気づくはずです。実は、この気づきがとても重要です。なぜなら、なんとなく知っているレベルでは、実戦では使えないからです。

以下2つのパターンを見比べてみてください。

「この広告の、『2304名がまた受講したいと回答しました』って文言、2300名じゃダメですか?」
「えっと、個人的には2300名よりも2304名のように具体的な数字になっていた方が、なんとなく信頼できるんですよね」
「それって、あなたの主観ですよね?」

 

「この広告の、『2304名がまた受講したいと回答しました』って文言、2300名じゃダメですか?」
「人間は、具体的な数字を出された方が信用しやすいことが、心理学的にわかっているんです。1ヶ月で100万稼いだ、よりも、1ヶ月で123万稼いだ、と言った方が本当っぽく聞こえますよね。ただし、ぱっと見のインパクトを重視する場合は別です。数字が具体的になると、ぱっと見で理解するのが難しくなりますから、一長一短です。」
「なるほど。そういうことなんですね。」

このように、「ただなんとなく知っている場合」と「学問として体系立てて記憶している場合」では、説得力が変わります。

マーケティングに活用できる心理学はさまざまありますが、まずは心理学書籍の名著「影響力の武器」を手にとってみることをお勧めします。私は何回も読み返し、内容を頭に叩き込みました。プライベートでもビジネスでも、めちゃくちゃ応用が利きます。

英語

マーケティングは、欧米発祥の学問です。そのため、とても横文字が多いです。さらに、最新のマーケティング手法は、常に欧米から生まれます。そのため、英語がわかるのとわからないのとでは、情報収集やキャッチアップに雲泥の差が出ます。

たとえば、マーケティングの世界では、「リードナーチャリング」「リードクオリフィケーション」「リードジェネレーション」といった用語がバンバン飛び出します。英語がわかると、これらの用語を1から覚える必要はありません。

統計学

統計学は、マーケティング実務で非常に役に立ちます。私は統計学をきちんとやってこなかった人間なので、データを分析したり、ABテストをしたりするときに「この分析であっているかな・・・」「これで統計的に有意だと言えるかな・・・」といつも内心ビクビクしています。

マーケティングは、仕事柄テストや分析が非常に多い仕事です。せめて、大学の一般教養でやるレベルの統計学は身につけておきましょう。

フキダシ:サンプリングや相関などを頭に入れておくとよいですよ。

ドキュメンテーションスキル

ドキュメンテーションスキルは、マーケティング担当者だけでなく、社会人ならある程度はどの職種でも求められますが、マーケティング担当者は、特にドキュメンテーションスキルが重要です。マーケティング担当者は、コンテンツを制作したり、提案資料を作ったり、企画を企画書にまとめたりと、何かとドキュメントを作る機会は多いです。

私は実務で、Webマーケティングの担当者として、さまざまなコンテンツを制作しています。日々WordやPowerPointといったOffice系のツールと格闘しながら、わかりやすく、見やすいドキュメントになるよう心がけています。

ドキュメンテーションスキルの重要性は、日々痛感するばかりです。

マーケティングの仕事の、最大の面白み

さいごに、私が思う、マーケティングの仕事の最大の魅力をご紹介しておきたいと思います。マーケティングの仕事の最大の魅力、それは、右脳と左脳をバランスよく使うことです。

よく、左脳は論理(ロジック)を司り、右脳は感情や感覚などを司ると言われます。マーケティングの仕事は、これらのどちらも必要とされるのです。

先ほどもご紹介しましたが、マーケティングを担当するならば、顧客感情の理解は必須ですし、データを活用しながら論理的に結論を導く力も必須です。マーケティングは、右脳と左脳を交互にバランスよく使いながら、仕事を進めていく必要があるんです。

この、右脳と左脳をバランスよく使う、という点が何よりも面白い点だと思います。感情だけでもダメ、論理だけでもダメ。とても難しいですが、非常にやりがいのある仕事だと思っています。

この記事を読んで、マーケティングに興味を持った方がいれば、ぜひマーケティングの仕事を志していただければ嬉しいです。Twitterでも情報を発信していますので、ご興味があれば下からフォローしてくださいね!

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