新入社員研修がきつくて辞めたくなったら|きつい新入社員研修を乗り越える方法

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新入社員のみなさま、こんにちは!

新入社員研修って、やたらと厳しいですよね。気持ちはよくわかります。なにせ、私は新入社員研修のときに転職活動をしていた人間であり、同期250人中の転職者第1号だからです笑。

そんな私でも、約半年の長い新人研修を乗り越えることができました。この記事では、私の経験をもとに、キツい新人研修を乗り越える方法をご紹介したいと思います。

この記事は、以下の読者を対象としています。

この記事の対象読者

  • 新入社員研修がキツくて辞めたい方
  • そもそもなぜこんな意味のない研修をやる必要があるのか悩んでいる方
  • 乗り越えた人の話を聞きたい方

この記事が、新入社員研修で悩んでいる方のお役に立てば幸いです。

目次

新入社員研修がきつい4つの理由。辛いのは当たり前です

新入社員研修はなぜきついのでしょうか。改めて、新入社員研修がきつい理由を分解して考えてみましょう。

環境変化のストレスが大きい

おそらく、新入社員研修がきつい1番の理由が、「環境変化のストレスが大きい」ことです。

就活が終わってからの1年間は、授業もなく、早起きする必要のない日々が続いていたのではないでしょうか。

そんな生活から一変して、社会人になると平日は朝6時台に起きて、満員電車に乗って通勤することが続きます。

朝早起きするだけならまだしも、慣れない人間関係に気を遣ったり、いきなりお金をもらうプロとしての姿勢を求められたりします。

ここまで大きな環境の変化があって、きつくない人は逆に稀です。


Twitterで私の知り合いがこんなマンガをあげていましたが、まさに的を得ていると思います。

私は新人研修期間中、軽い逆流性食道炎になりましたが、体調不良になる新入社員の方もいるはずです。

まずは、「きついのは当たり前」と認識することが重要です。

インプットすることが多い

インプットすることが多いことも、新入社員研修がきつい理由の1つです。

社会人としてのマナーや業務知識を短い期間で学ばなくてはならないので、どうしても1日の密度が濃くなります。

多くの新入社員の方は、周りに遅れを取らないために、必死でついていこうとしますよね。

ただ、就活が終わってから勉強などそっちのけで、あまり頭を使ってこなかった、という新入社員の方も多いはず。

今まで使ってこなかった脳をフル回転させているため、つらいのも当然です。

上司や研修担当者がきつくあたる

新入社員研修あるあるですが、上司や研修担当者は新入社員に対してきつくあたることがあります。

これは新入社員にストレス耐性をつけさせたり、学生時代の甘えた気持ちを社会人生活に持ち込ませたりしないため、研修担当者がわざとやっているケースがあります。

(単に性格が悪いだけ、というケースももちろんありますが)

上司や研修担当者も好きでやっているわけではない可能性がある、という点をまずは理解しましょう。

ただし、研修担当者が怒鳴り散らす、人格を否定する発言などはパワハラに該当します。

研修においてセクハラ、パワハラ、人格否定などの言動があった場合は、毅然とした態度で臨みましょう。

このような行為は、立場の違いにつけ込んだ卑劣な行為です。

寮やホテルに監禁状態になり自由がない

研修中は寮やホテルで生活している新入社員の方もいると思います。

業務中きついのだから、せめてプライベートではリラックスしたいところですが、寮やホテルだと、周りに同期や下手したら研修担当者がいるため、なかなか息を抜くことができません。

特に、会社の人間との関わりは最低限にして、自分の時間を大事にしたい人にとっては、プライベートが制限されるのは大きなストレスでしょう。

私は、新入社員研修期間の間、寮やホテル生活ではありませんでしたが、1泊2日の寺合宿がありました。

寺に泊まり込み、精神を統一するという研修プログラムだったのですが、その間スマホは取り上げられ、同期と同室だったため、とてもきつかった覚えがあります。

企業がきつい新入社員研修をやる意図

普通に考えれば、きつい新人研修を実施すれば離職率が上がります。

企業としても、せっかく採用した新人がすぐに辞めてしまっては、損失でしかありません。

それではなぜ、企業はそんな新人研修を実施するのか。この章では、その理由をご紹介します。

ストレス耐性をつけさせたい

企業がきつい新入社員研修をやる理由として、新入社員にストレス耐性を付けさせたい、という意図があります。

これは直接新入社員研修の担当者に聞いた話ですが、どの部署に配属されてもやっていけるよう、研修プログラムは一番きつい部署を基準に作られているそうです。

(もちろん会社次第とは思いますが)

ぬるい研修をやっていては、いざ配属された後きつくて辞めてしまうことがあるので、新入社員研修の段階である程度ストレスに慣らしておくのだそう。

そう考えると、「新人研修期間中がもっともキツい」と考えることもできます。新人研修がキツいと感じている方は、「まずは新人研修期間中だけ耐え抜いてみる」という心持ちで仕事をしてみてはいかがでしょうか。

組織に従順な社員に育てたい

最近の企業では、ダイバーシティーや多様性を重んじています。

私が新入社員だった頃は、「新人の力で、会社に新しい風を吹かせてほしい」とよく言われたものです。

しかしながら、会社は組織です。自分勝手な行動をする人間がいると、足並みがそろいません。

与えられた仕事に対して、「なんの意味があるんですか?」といちいち聞いてくる社員は、正直会社からしたら使いづらいでしょう。

(不要な業務を削るためには、本当はこうやって疑問を持つ姿勢が大事だと思いますが。)

会社は、上の指示にしっかりと従う社員を求めています。

したがって、新入社員研修の段階で、「出る杭を打っておきたい」という意図があります。

もしあなたが目立つ社員であれば、特に目をつけられているかもしれませんね。

あなたがキツい新入社員研修で得られるもの

さて、そんなきつい新入社員研修で新入社員は何を得られるのでしょうか。私が新入社員研修で得られたと思うものを振り返ってみました。

同期との信頼関係

新入社員研修で得られたもっとも大きなものは「同期との信頼関係・つながり」です。

私は新卒で大企業に就職し、今はすでにベンチャーへ転職していますが、今でも同期とのつながりはあります。

200人以上の同期とのつながりを持てただけで、大企業に就職した意味はあったと思っています。

一般的に、新入社員研修が終わると、同期とは離ればなれになってしまうことが多いです。同期と関係構築できる期間は、新人研修の間しかないのです。

きつい新人研修を乗り越えた同期であれば、自然と仲間意識が芽生えます。

あなたが新人研修で得られる最も大きな恩恵は、間違いなく同期との強固なつながりです。

社会人としてのマナーや、普通の社会人としての感覚

「社会人としてのマナー」というのは読んで字のごとくです。名刺交換の仕方や挨拶、ビジネス文書の書き方などです。

ベンチャーや小さな会社では、こういった社会人を教えてくれないことがあります。

理由は単純で、そこまで教育にかけるリソースがないんです。だから、手厚く社会人としての基礎を学べる環境は、実はとても有難いことだと思っています。

もう一つ、新入社員研修で得られる重要なものが「普通の社会人の感覚」です。

私は新卒半年で転職し、ベンチャー企業へ行きましたが、ベンチャーやスタートアップは結構特殊な環境であることが多いです。

例えば、私は今フレックス勤務できるので、満員電車通勤や早起きをしないで済んでいます。また、リモートワークもできる環境なので、「今日は家で仕事しようかな」と思えば家で仕事ができます。

これって、「普通の社会人」からすれば、かなり特殊な環境ですよね。

最初から特殊な環境に勤めてしまうと、普通の社会人の感覚がわからなくなってしまうのです。

私はマーケターの仕事をしていますが、マーケターは人の気持ちがわからなければ勤まりません。新入社員研修で、普通の社会人としての感覚が得られたのはとても大きいと思っています。

きつい新入社員研修を乗り越える方法

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ここまで、なぜ新入社員研修がきついのか見てきました。ここからは、きつい新入社員研修を乗り越える方法を見ていきましょう。

仲の良い同期を一人でも作ること

きつい新入社員研修を乗り越えるには、仲間が必要です。仲のいい同期を一人でもいいので作ることをお勧めします。ここでのミソは「仲のいい」というところです。

仲のいい同期がいれば、困った時に相談できますし、週末飲みに行って愚痴をこぼすこともできます。

大事なことは、一人で抱え込まないことです。

私は新入社員研修中、会社を辞めようと思ったことが何度もあります。実際、転職活動をしていた時期もありました。

しかし、そんな中でも新人研修を無事に終えられたのは、なんでも相談できた同期の存在が大きいです。

あなたも、一人でいいので、なんでも話せる仲のいい同期を作りましょう。

研修担当者に正直に打ち明ける

鬼のような研修担当者に、研修がきついなんて打ち明けられるわけがない・・・。

きっとあなたはそう思うことでしょう。確かに、私も新入社員研修期間中は同じ思いでした。むしろ研修担当者は敵くらいの気持ちを持っていましたね。

しかし、研修担当者は決して新入社員の敵ではありません。彼らは、新入社員を一人前にして現場に送り届けるというミッションがあります。新入社員の心のケアも、彼らの仕事のうちです。

私は研修担当者をほとんど頼らず、自分で色々な決断をしていましたが、今ではもっと研修担当者を頼っても良かったなぁと思っています。

研修が終わってみると、研修担当者はとても新入社員のことを真剣に考えていたことがわかります。怖がらず、研修担当者に「研修がきつい」ということを相談してみるのも手ですよ。

転職サイトに登録する

私のおすすめは、転職サイトへの登録です。これ、手軽な割りに結構効果あります。

転職サイトに登録しているだけで、いざというときの逃げ道ができるというか、「こっちだってその気になれば転職してやるぞ」という気持ちになれます笑。

それに、1度いくらか求人を紹介してもらえば、「あ、意外と自分って転職も可能なんだ」とか、「自分が望む求人はやっぱりまだなさそうだから、このまま我慢した方がいいかな」といったことがわかるようになります。

実際に私も、新人研修期間中にいくつかの転職サイトに登録しました。

もっと言えば、私は新人研修期間中に、転職活動をしていました。私の場合、新人研修期間中から明らかに「入る会社を間違えた」と思っていたので、迷いなく転職活動をはじめました。

その甲斐あって、今ではベンチャー企業で最年少マネージャーをしています。あのとき転職活動をしていなければ、今のポジションは築けていません。

多くの方は、新人研修中から転職活動なんて早すぎる、と思うかもしれませんが、実は第二新卒の枠としてエントリーすることは可能です。実際私がそうしてきました。

私が新人研修中に登録していた転職サイトはこちら。新人研修中の第二新卒を受け入れてくれる会社はそう多くないため、必然的に大手転職エージェントが中心です。

マイナビジョブ20’s

マイナビさんは直接面談にいき、キャリアコンサルタントの方ともお会いしています。
新卒1年目の新人研修中にもかかわらず、しっかりと自分の転職理由や志向性を引き出していただきました。

当時私はコンサルへの転職を希望していたため、コンサルの求人を中心に紹介を受けました。

当時私を担当してくださったエージェント曰く、「自分もコンサルに行きたかったから、その気持ちはすごいわかります」とのことで、とても親身に相談に乗っていただきました。

「新人研修中だから難しい」と言われてしまうエージェントばかりだったんですが、マイナビさんからは丁寧に対応していただきました。ここだけでも登録しておくと安心です。

マイナビジョブ20’s公式サイト

doda

dodaさんは、さすが大手と感じました。新卒1年目にも関わらず、紹介していただける案件数はかなり多かったです。幅広く紹介を受けたい場合は、登録しておいて損はありません。

1度電話面談をした後は、職務経歴書などを送り、求人紹介を待つ形になります。

サポートのきめ細かさは、ちょっと他に劣るかな、という印象を受けました。担当がついて細かく求人紹介していただいた、というよりは、メールを中心に、広く浅く求人を紹介してもらっていました。

広く浅く見ておきたいという新卒1年目の方におすすめです。

doda公式サイト

きついのは新入社員研修だけであることが多い

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最後に、この記事を見ている新入社員のあなたに安心してもらえることを書きたいと思います。

正直、「きつい」のピークは新入社員研修です。みなさんの先輩の社会人だって、スマホ取り上げられてホテルに軟禁状態になったらきついですよ。

先ほどもお伝えしましたが、新入社員研修は一番きつい部署を基準にしていることが多いので、多くの場合は配属後、ちょっと緩い環境になります。

冷静に考えてみれば、先輩社会人だって、そんなきつい環境で働けるわけじゃないのです。案外みなさんと変わりませんよ。

だから、安心してとりあえず新入社員研修だけは乗り切りましょう。その先のことは、その後に考えましょう。

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